ZX-4に関するエピソード

- バイクとの出会い -

 特撮やアニメの影響なのか、昔からバイクに乗りたいと思ってた。

 大学でバイクに乗る友達を見て、自分も欲しいと思った。
 だけど、そのときは普通免許も無かったんだよねぇ。

 その後、友人宅でバイク雑誌を眺めてると、乗りたいという気持ちがよみがえってきた。
 そのとき買おうと思ったのが HONDA NS-1 (50cc)。

 冬休み前に合宿免許の申込で、5万追加の二輪同時教習で迷ってた。

 NS-1なら二輪免許は不要だし、貧乏学生に 5万は大きい・・・。

 結局、「乗りたいなら絶対取らないと後悔する」という友達の一言で 俺の腹は決まった!

 山形で雪降る中、普通免許&二輪免許GET!
 (免許取ってすぐ、友達の XANTHUS で転ける。ごめん!)

 免許を取ったら、後はバイクだけ…だが、貯金は \0 !

 だが、兄貴が貸してくれるとのこと。おぉ! 麗しき兄弟愛!!
 (なお、このとき兄に借りた借金は、入社二年目の夏ボーナスで全額返済)

 免許も金もある・・・。
 だったら、50ccではなく、250ccか400ccしかないだろ!

 それから、雑誌を読んだり近くの中古屋を見て回る日々が続く。

 初めに買おうと思ったのが、RGV-Γ(ガンマ)というレプリカ!
 スピード、加速共に2輪最速レベルだ!

 しかし、最速を目指すには、それなりの覚悟がいる。ちょ〜乗りづらい前傾姿勢なのだ。
 そこで、エンジンは同じだが、多少乗りやすそうなWorfを探したりもした…。

 欲しいバイクが見つからず焦れてるとき、ライムグリーンのKawasakiバイクを発見。
 友達憧れの一台らしい。俺もなかなか気に入った。

 セパハンだが、姿勢がきつくないし格好も悪くない…、これに決めた!

 いろいろあったけど、Kawasakiの 400ccレプリカ、ZX-4ライムグリーンに決まった。


- 最速伝説へ! -

 サークルの先輩が、俺のZX-4で@40km出した! しかもウィリーまで・・・。
 ウィリーは無理でも、自分のバイクの最高速記録を他人が持っているのは癪だ。

 その足で、R357に向かう・・・(バカ)

 両側が防音壁で囲われた湾岸道路は、スピード出し放題。
 車も警察も少ない昼下がりにその挑戦は行われた・・・。

 ただアクセルを開けるだけ。免許取って1ヶ月でも出来る。

 簡単に@@@kmオーバー!

 前を走るトラックが急激なスピードで近づいてくる。
 (相対速度は100km以上あるんだから当然なんだけどね)

 その数ヶ月後、厚木の友達の家から帰る首都高湾岸午前4時。

 時速@@@kmオーバー! (おそらく、永遠に自己最高速)

 大学卒業時に、ZX-4 はサークルの先輩にあげてしまった&オフロードに宗旨替え。
 なので、もう最高速伝説は塗り替えられることはないだろう…。


- シグナルレース -
 そこそこ高性能なタイヤを履いていたが、コーナーを攻めたことは数えるほどしかない。
 何てったって、コーナーリングを攻めるのは怖い。

 よって、アクセルだけで勝負できるシグナルレースにはまる。

 信号がになったら、かっとんで先に出た方が勝ち。
 クラッチを繋ぐタイミングとマシン性能が物を言う。

 舞台は夕暮れのR14やR357。

 400クラスのレプリカは4社から出ていたが、 ZX-4はまさに無敵!

 クラッチを切らずにアクセルでギアを入れるという技を取得してからほとんど負け無し。
 (強敵が居ないだけという話かもしれないが・・・)

 それでも、2ストレプリカにはほとんど勝った試しがない。
 いくらがんばっても加速の質が違った感じがした。あれには今でも勝てる気がしない。


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