2016年8月14日 : 雲ノ平登山 前編 ( 4.スポーツ・健康 )

今年の兄弟登山は、雲ノ平へ。

コースは、折立から黒部五郎岳~鷲羽岳~水晶岳を回って雲ノ平に行き
折立へ下山する3泊4日の行程。

天気予報は良好、宿が混みそうだ。

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8月13日(土)晴れ

初日。予報通り、天気は良さそうだ。

今日は歩行予定時間が5時間と少ないので、7:00出発の予定だったが
ペースが遅いらしい兄の友人が太郎平まで同行する事になったので
5:30出発に変更して折立へ向かった。

今日は折立登山口から太郎平小屋まで、5:00ほど歩くだけ。
ペースの遅い同行者も居るので、ウォーミングアップには最適か。

順調に走ってたのだが、有峰ビジターセンターで謎の渋滞発生。

折立登山口の駐車場が満車ということで、登山口から2.5km手前の駐車場へ誘導される。
係員の話によれば、遊歩道を1時間ぐらい歩けば登山口へ着くらしい。

今日は歩行時間が少ないので間に合うし、諦めてもしょうが無いので
誘導員の指示に従い車を停める。(引き返してる車もあった)

※ 下山時に聞いたのだが、6:00のゲートオープンに並んだ車も
 同様だった模様。連休だけに前日で既に満車だった様だ。

遊歩道は急登かつコースタイム90分で、折立まで1時間ぐらいという誘導員の話は嘘すぎる。
(実際は2時間ぐらいかかるが、不満が出るので1時間ぐらいという話にした?)

なんだかんだで、90分ほどかかって折立登山口に到着した。


折立登山口。ここからスタート

兄の友人は遊歩道の急登がかなりきつかった様で、今日はここで帰るという事で折立のバス停へ。

予想外の遊歩道歩きがあったが、早め出発が功を奏して
最初の予定通りに折立 9:00出発となった。(T氏に感謝か)

最初は急登からスタート、1時間ほどでバテバテに・・・。
90kgを超える体重はやはり重たく、運動不足で息が切れる。

なんとか1時間半ほど歩いて、昼食予定の三角点へ到着。

今日の弁当は、母親が作ってくれた おにぎり&おかず。
特に、きんぴらが美味しかった。


三角点を過ぎると、景色が良くなる。有峰湖が見える

昼食後に再出発するが、すぐにバテて休み休みノンビリ歩く。
それでも、いちおうコースタイムより早い様だ。


一部だけは道が綺麗。皇太子が来たときに整備したらしい

多くの道は石が剥がれた状態で、ゴロゴロと逆に歩きにくかったりする。


高原は木道が整備されている。小屋が見えた

予定より少し早い13:30頃、太郎平小屋に到着した。

宿を予約して、乾いた服に着替えてから小屋の前で乾杯。


山で飲む生ビールは最高。ちなみに1000円

まだ昼過ぎなのだ。
いつもは夕方前に山小屋到着なのだが、やることも無く暇すぎる。

兄は、談話室にある本を読むことにしたようだ。
自分は近くをサンダルで散策した後、夕飯まで昼寝してた。


夕飯はトンカツ・昆布締め(刺身)、この宿は飯が美味い

登山口から近い小屋だからか、飯が豪勢に思えた。

トンカツはもちろん、昆布締めとは珍しい。
ご飯を2杯、ガッツリ食べる。

食後で17:30だが明るく、兄と小屋の前で少し飲んだ。
部屋に戻って、早々に就寝した。

○ 今日の宿「太郎平小屋」3食:10200円(税込)

収容人数の多い大きな山小屋。飯が美味い!


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8月14日(日)晴れのち曇り

5:00に朝食、焼鮭と卵焼と野菜の旅館ぽい感じ。
この宿はご飯が美味しいのが良かった。

天気は快晴で、景色が素晴らしい。
外の気温は12度、山は涼しいぞ。

今日は雲ノ平の南側の稜線を歩き、三俣小屋まで行く予定。
歩行予定時間が9:50と最長なので、色々と心配だ。

朝食が思ってたより早かったので、予定より15分早く出発できた。


太郎山から北ノ俣岳方面。めちゃ良い天気

最初は木道が中心の高原的な感じで、晴天の青空との景色が素晴らしい。
足の調子も問題なく、気分良く歩く。

90分ほど歩いて、北ノ俣岳に到着した。
小屋からの標高差は250mほどだが、既にバテバテに・・・。

山頂で写真を撮ってもらい、しばし休憩。
やっぱ晴れてる山は景色が素晴らしく、来て良かったと思える。


北アルプス南方、雲海な感じ

南側は雲海風な感じで、北側は山々が見渡せる。
稜線歩きは楽しい。


赤木岳から、黒部五郎岳


左から、水晶岳・祖父岳・エリモ岳・鷲羽岳

今回は兄が先行して歩いているのだが、かなり遅れまくり。
昼食予定は黒部五郎だが、10:00を過ぎたら腹が減ってきた。

ポケット羊羹やゼリーでしのぎつつ、11:00過ぎに黒部五郎岳に到着。
バテすぎて、予定より15分ほど遅れてしまった。
(15分早く出たので、コースタイムから30分遅れ)

太郎平の弁当は、ちらし寿司だった。
具だくさんで、酢飯が美味しかった。

予定表に今日の昼食時間が入ってないことに気づく。
しょうが無いので、稜線コース予定だったのを黒部五郎カールに変更。

楽々コースのはずだけど、既に足に力が入らず遅れまくり。
黒部五郎小舎に到着したのは、13:30頃だった。

遅れは45分ほどに広がっていたので、自分は三俣蓮華岳を諦めて
巻き道を歩くことにする。

既に先に到着して休憩してた兄を先に出発させて、自分はコーラーを飲みつつ少し休憩。

この小屋に宿泊して下山が少し頭をよぎったが、ここから最短で2日かかる。
そんな場所に来ている、ここは秘境なのだ。

いちおう18:00ぐらいまで明るいので、山小屋17:00着でも良いだろう的に歩き出す。

巻き道なので楽ではあるのだが、それなりに登りもあってしんどい。
疲れた体にムチを打ちつつ、何とか歩く。


今夜の宿「三俣山荘」と、そびえ立つ鷲羽岳

15:00ぐらいから日が陰ってきて、風が冷たくなってきた。
ここでウインドブレーカーを着るべきだったが、長袖のまま強行したのが失敗。

キャンプ場に近づくと樹林帯になり、風は収まった。


何度か雪渓を見たが、今年は雪解けが早いそうだ

なんとかコースタイムの2時間半、16:00過ぎに三俣山荘に到着した。
兄は30分ぐらい前に到着していた様だ。


山荘からの槍ヶ岳

とりあえず、無事の到着を祝ってビールで乾杯。
これで、さらに体を冷やしてしまった。


ジビエシチュー(鹿肉)の夕食

夕飯は鹿肉のシチュー、スパイシーなビーフシチューみたいな感じ。
スパイスが美味しく、ご飯がすすむ感じ。おかわりする。

夕飯後に外を散歩しようと思ったら、雨が降ってきた。

出かけるときの天気予報は4日とも晴れだったが、台風の影響なのか
明日と明後日は曇/雨な感じになっていた。

食後には三俣診療所から、高山病についての説明会があった。

医師と大学生ボランティアが、黒部川源流エリアで診療所を開いてる様だ。
いつかお世話になるかも、とてもありがたい。

説明会の後、ケーキセットを注文。


サイフォンで煎れる珈琲

わざわざサイフォンとは、中々凝ってる。美味しい。
ケーキは普通な感じでした。(手作り的なのを期待したが)

遅めの就寝となったが、夜中に胃が重くて目がさめる。

あまり食べ過ぎてないけど、太田胃散を飲もうか迷ってたが
もしやと思い体を起こすと嘔吐感、洗面所へダッシュ!

消化中の夕飯をゲロ。うーん、風邪みたいだ。
きっと、疲れた体を冷やしすぎたのが良くなかったと思う。

布団に戻ったが、再度目覚めて2回目の洗面所ダッシュ。
さっき飲んだ水を含めて2度目のゲロ。

胃が空になったと思う。
葛根湯を飲んで、温かくして寝た。

○ 今日の宿「三俣山荘」3食:10600円(税込)

展望食堂、診療所のある山小屋。モンベル倶楽部の特典あり!

続きは、雲ノ平登山 後編へ。


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