四国ツーリング 中盤の２日間（５，６）の話。（前日はこちら）

予定はこなせているが、詰め込みプランで疲れがたまり中。
１週間あっても、四国は十分に広い。

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６月５日。曇り

今日の予定は、高知観光の後にカルスト台地を経由して四万十まで。

7:30頃に起床し、8:00過ぎに宿を出発。
まずは、近所のコンビニで朝食。とりあえず、おにぎり１つ。

スカイライン経由で行くつもりが、分岐がわからずに目的地の龍河洞に到着してしまう。
（県道に龍河洞スカイラインの看板が無かった）

しょうがないので戻って、龍河洞からスカイラインをピストンで走る。

龍河洞スカイラインに入ると、山頂に城が見える。

洞窟探検の前に西洋城って、なかなか冒険心をくすぐる演出だ。
（廃業した遊園地の資料館らしい。エロいホテルじゃないぞｗ）

龍河洞スカイライン。所々景色は良いが、道の状態は良くない。
落ち葉や苔が生えてる部分も多く、なんだか歴史を感じる道でした。

龍河洞の入り口。日本3大鍾乳洞なのに、かなり寂れてる。

○ 龍河洞（りゅうがどう）
日本3大鍾乳洞の１つ（他は、秋芳洞・龍泉洞）
総延長 約4kmのうち約1kmを公開しており、長さでは日本一となる。
弥生時代に居住した痕跡が残り、天然記念物指定＆国の史跡に指定されてる。

今時、鍾乳洞とか流行らないのかな。
個人的には、冒険的なわくわくがあって好きなのだが。

平日だから？土産屋も1-2割ほどしか開いてない。

高知名物、カツオ人間のグッズ。ちょっとグロくて一部で有名

9時頃、入場料1000円払って中に入る。

龍河洞の通路。低い天井や狭い箇所が多々ある。

鍾乳石の様子。所々でライトアップされてる。

歩く距離は約 1kmで 60m登り、出口まで30分ぐらいかかる。
途中のポイントには説明員が居て、色々と説明してくれる。

持参した懐中電灯で暗闇を照らしながら、鍾乳洞を堪能できた。
やっぱり、洞窟はわくわく感があって好き。

結局、龍河洞には1時間近く滞在してた。
今日は回るところが多くて、時間的に厳しいのだが・・・。

龍河洞を出た後、県道385で北上。
四国らしく？狭い道が続く。

左に線路が剥き出し、高知の道。柵が無いのは路面電車的なイメージって事かな。

左の家は、道に出るときは必ず線路を越えなきゃいけないんだが・・・。
すごい違和感。

車のすり抜けするとき、前から電車が来たらぶつかるので怖いし。
（電車も左側通行）

11時前に高知城に到着。駐車場に行くと、バイクは適当にその辺にって感じ（笑）
公園脇に駐輪して城へ向かう。

高知城。現存12天守の１つ

高知城の階段。急な階段が良い感じ。

城を出て、隣にある高知県庁へ。
期間限定で、高知を舞台にした映画県庁おもてなし課のセットを公開中なのだ。

石っぽいけど、木の張りぼてで出来た看板。

普通に仕事してる感じのオフィス。何でも再現してある。
流石に映画のセットは手が込んでるな〜って感じ。

ちなみに、高知城併設の文学館で有川浩のセカイとコトバ展ってのを開催してたけど
特にファンじゃ無いのでスルー。（アニメは見たけど、原作小説は読んでない）

高知県庁を出て、桂浜へ移動。12時前に到着。
有名観光地だけど、平日という事もあって空いてた。

○ 桂浜
上竜頭岬と下竜頭岬に挟まれて、弓形に砂浜が延びている景勝地。
坂本龍馬の銅像の他、記念館・水族館・記念碑などの文学碑等がある。

ゆずソフト。さっぱり柑橘で美味しい。
生ジュースもあったけど、ニューサマーオレンジだったのでやめておいた。

桂浜。平日だけに空いてる。

海岸沿いの県道14を走って、西へ向かう。
かなり気持ちの良い道。

道沿いのアイスクリーム屋台。夏は沢山でるんだろうけど、この日は1軒だけだった。

宇佐大橋を渡って、横浪黒潮ラインに入る。

横浪黒潮ライン。両サイドを湾に囲まれたスカイライン。

山の中のワインディングから、時折見せる海と島々。
景色だけでなく、道も綺麗で良かった。

須崎にて、しまむらを発見。
今回の四国ツーリングは予想に反して暑く、薄手のシャツが無かったので購入。
（徳島でGUも覗いたが、7分袖しか売って無くてやめた）

13時半頃、昼食場所に到着。7−8人が並んでる。

鍋焼きラーメンの有名店 橋本食堂。須崎のご当地ラーメン

鶏ダシのあっさりスープに、堅めの細麺。完成度が高く美味しい。
近くに行ったら行ってみるのも吉。

出てくるのに時間がかかった事もあり、14時半頃に店を出る。
そこからは、天狗高原に向けて北上。

R197〜R439を乗り継ぐ。道は広くてペースも速く快適。
県道48からは道が狭くなったが、手前の304は大型車対応で広そうな印象。
（有名観光地に向かう道は、優先的に整備されてる印象）

15時半頃、10年前の四国ツーリングで断念した道、カルスト台地に到着。

○ 四国カルスト
日本三大カルストの１つ（他は、山口県 秋吉台・福岡県 平尾台）
愛媛県と高知県との県境にあり、標高 約1400m、東西 約25kmに広がるカルスト台地である。

四国カルスト公園縦断線。牛が居る

カルスト台地。石灰石？が点在する高原、独特の雰囲気。

カルスト台地、もう1枚

白い石が点在するカルスト台地の道は、道幅は狭く5kmほどしかない。
姫鶴平の先も石灰石が地表から出てるけど、高原ではないので雰囲気は異なる。

姫鶴平に到着。レストハウスでコーヒー休憩。16時頃に出発

基本は事前にルート作成してあるんだけど、ここから宿までは作ってなかった。
県36まで行くとして、後はツーリングマップルの紫道路に賭けてみることにする。

この林道が当たりで、2車線道路がずっと続いてた。

途中、坂本龍馬脱藩の地という碑が。

そして、おもしろい看板発見。危ないぜよ！

R197を走り、道の駅 広美森の三角帽子で休憩。
18時過ぎに宿に到着。

ライダーズイン四万十。ライダー向けの安宿で、低価格な事もあって自販機も無い。

とりあえず、風呂＆飯調達のために軽装で再出撃。
近くの十和温泉に行くも、開いてない・・・（入浴可の看板出てるのに・・・）

数分走って、集落にあるスーパーで弁当＆酒＆茶を購入。
宿に戻ってシャワーを浴び、夕飯を食いつつ乾杯。

翌日のコースを再確認していると、R381をピストンする必要がある事が判明。
早起きして走る事にして就寝。

○ 今日の宿「ライダーズイン四万十」素泊まり：3150円

高知県に数カ所点在する、ライダー向けの公共宿泊施設。
どんな宿か使ってみたかったんだけど、値段の割には良くない印象。

バイクを部屋の横に駐車できることや、駐輪所にアンカーがあることは評価。
だけど、安い宿が多々ある状態で3150円でシャワーしかないのは辛い。
せめて、管理棟に自販機を置いて欲しいと思う。

走行距離 288km

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６月６日。曇り

今日の予定は、四万十川沿いを走り、足摺岬を経由して宇和島まで。

計画外の走りが必要になったので、早めの7時過ぎに出発。
R381を東に向かって走り、終点の窪川へ。

折り返し前にコンビニで朝食、BLTサンドと野菜ジュース。

8時過ぎ、R381を戻り始める。

国道381 四万十川。川沿いを走る快走路。

四万十川と言えば、沈下橋（上宮橋。長さ85.1m、幅2.9m）
地元民らしき軽トラが、結構なスピードで通過。さすが。

○ 沈下橋
四万十川には支流も含め47の沈下橋がある

別の沈下橋（中半家沈下橋。長さ124.5m、幅3.3m）
白線が引いてある。ウルトラマラソンのコースらしい。

R381からR441へ。途中から、道が激狭になる。さすが酷道の四国！

別の沈下橋（勝間沈下橋。長さ171.4m、幅4.4m）
釣りバカ日誌14のロケ地になったらしい。
※ ちなみに、基本的に沈下橋での釣りは禁止だ

最下流にある沈下橋（佐田沈下橋。長さ291.6m、幅4.2m）
最も人気があるらしく、大型バス用の駐車場も備えてた。

R321を南下。四国最南端の足摺岬へ向かう。
岬の先に札所があることもあって、お遍路さんも見かける。

半島の付け根から岬へは、左右の海岸周りか山を突っ切る道がある。
案内のまま走ると、山を突っ切る公園線へ。

なぜか道が濡れてて、少しガスってた。
道は観光バス用に広くなってて走りやすいが、濡れてるので慎重に走る。

足摺岬灯台。灯台まで徒歩10分ほど。

遊歩道を歩いて、岬と展望台を回って退散。
帰りは海岸線沿いの県道27へ。なるべく別の道を走りたい性分。

12時過ぎたので、大漁屋で昼食。
さしみ定食 1200円。普通に美味しかった。

足摺サニーロード。南国気分の海岸道路らしいが、そうでも無いような。

海沿いを快走。途中、竜串海岸に寄る。

○竜串海岸
砂岩と泥岩の層が互いになっており、その層が波食・風食を受け形成されたもの。

粘土細工の用な、マーブルっぽい模様の海岸。パット見の、インパクトが凄い。

この海岸、さらに凄いのは大量の巨大フナムシ（体長2〜5cmほど）
黒っぽい体に素早い動きが、Gを彷彿とさせる。
（Googleで画像検索すると、大量に出る。閲覧注意）

人が近づくと逃げてくので良いのだが、一斉に襲ってきたら恐怖以外の何物でも無い。

R321から寄り道で、県道43に入って狛島へ。

再度R321を北上、宿毛から県道7で海岸線を走る。
所々狭い所もあったが、崖上の海岸線道路は見晴らしが良くて良い。

そして、今日のラストイベントである西海道路へ。

西海道路。峰を走るスカイライン。右に左に海が見える。

途中、外泊という石垣集落を通る。
ここは観光地化されてて、ここまで道が広かった。

細い道を走って高茂岬へ。
少し休憩して、16時頃に出発。

帰りは県道300を通って戻る。
細い道だけど、所々に集落があったりする。

R56をひたすら北上して宇和島へ。
なんとか宇和島城へ到着するも、天守閣の公開は17:00までで間に合わず。

宇和島城。天守閣は小さい。

夕飯をどうしようかと思ったが、今日は朝も早かったし疲れてたので
とりあえず宿へ行くことにした。

宿は普通のビジネスホテル風の建物で、スポーツジムやプール併設。
ホテル内にレストランがあったが、観光客向けな感じなのでパス。

とりあえず温泉。洗濯機を回して、近所の弁当屋で夕飯を調達。
飯を食い終わった後、ちょっと横になったつもりが爆睡。

起きたら深夜だったが、風呂が終わってたし疲れてたので電気を消して就寝。
洗濯物を放置したまま・・・。

○ 今日の宿「クアホテル」素泊まり：4000円（500円クーポン使用）

スポーツ施設やカラオケ併設の温泉ホテル。有線/無線LANが使える。
部屋はビジネスホテル風。風呂は~23:00 6:00〜と変則。

走行距離 397km　※走りすぎ

（翌日へ）

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