2013年7月25日 : 東北2、岩手から青森へ ( 5.旅行・遊び )

東北ツーリング 中盤の2日間(7/24ー25)の話。(前日へ

青森の降水確率がイマイチなので、八幡平を走って千葉に帰ろうと考えていたが・・・

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7月24日。曇り、時々晴れ

今日の予定は、八幡平を走って十和田湖を経由して青森泊の予定だったが、
天気予報が良くないので、八幡平だけ走って千葉へ向かうか迷いながら。

早めに起床し、7:30過ぎに宿を出発。

R455→R340→R281と国道を走る。
田舎の国道は、集落以外は空いてて走りやすい。


トウモロコシ畑が広がる。R340

朝食を調達すべく、道の駅 くずまき高原で休憩。


朝食としてパンと牛乳、土産のにんにく

オレンジが乗ったパンは、中にクリームチーズがたっぷり入って
めちゃ美味かった。

千葉に帰って食おうと、国産にんにく 5個 250円を購入。
スーパーだと1個100円以上するので、安いよね。

そこから、岩手広域農道へ。
森や牧場を抜けて走って行く。雨が降ってないのが嬉しい。

県道45から県道212で松川温泉へ。
この辺の道路は、数年前に来た東北ツーリングで微妙に覚えてたり。

松川温泉から、県道318 樹海ラインを走って八幡平へ向かう。


樹海ライン。眼下に広い森が広がる


樹海ライン。ジェットコースター的な直線道路

樹海ラインは、アスピーテラインに比べて景色で劣るが、
舗装が綺麗でコーナーが多く深く車が少ないという印象。

しばらく走って、八幡平山頂レストハウスに到着。

※八幡平(はちまんたい)。奥羽山脈北部の山群の国立公園で、標高は1614m。
 広い高原上のあちこちに様々な形の火山起源の小さなピークがそびえ、その間に無数の沼や湿原が点在する。


八幡平の景色(iPhone5によるパノラマ撮影)


八幡平は秋田との県境にある。ここなら駐禁とられない?(笑)

レストハウスから、東北道側に向けて県道23 アスピーテラインを走る。
前回の東北ツーリングとは逆方向。


アスピーテライン。曇り空だが、景色はめちゃ良い

11時過ぎに松尾八幡平ICに到着。
そこで、天気予報を再確認。

少なくとも、今日は降らなそうだ。
なので、今日は予定通り十和田湖&八甲田山周辺を走ろう。

青森まで行って、明日の朝に帰宅を検討する事にした(先延ばし)

急いで今夜の宿を青森に取る。
しかし、焦ってたのか候補2に電話をかけてしまう。

候補1と候補2は同じ安宿だが、Wi-Fiの有無が・・・。
でも、予約をしたのでしかたない。青森に向かって予定通り走り始める。

松尾八幡平ICから東北道に乗って、青森方面へ。これで引き返せない。
小坂ICまで一気走り。

十和田湖へ行く場合は十和田ICが基本だが、ツーリングマップルを見る限り
小坂ICで降りて県道2号が楽しそうに見えた。

高速を降りた後、県道2号で十和田湖に向かう。

県道2号は空いており、森の中の快走。
途中、道の駅こさか七滝で休憩。


七滝。7段で落ちる珍しい滝らしい。近くまで行って、マイナスイオンを浴びまくれる

山ぶどうソフトクリームがあったので食べるが、なんだかイマイチ。

県道2号から、R103に乗り替えて湖の南を走る。


紫明亭展望台からの十和田湖。かなり大きい

※十和田湖(とわだこ)。十和田火山の噴火で形成された二重カルデラ湖で、胡桃を半分にした形をしている。
 最大深度は 327mで 日本 3位、面積は 12位となる。


甲岳台展望台。ダート2kmほど走った先にあるが、展望はイマイチ

湖の南側に4つの展望台があるが、オススメは紫明亭展望台と発荷峠展望台。
・紫明亭展望台:最も高いところにあり、湖がよく見える
・甲岳台展望台:ダート2kmほど。木が邪魔でよく見えない。
・発荷峠展望台:遮るモノが無いので良く見える。駐車場が大きい
・瞰湖台   :旧国道にある寂れた展望台。そこそこの展望

R103からR102 奥入瀬瀑布街道へ入っていく。

※奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)。十和田湖畔子ノ口から焼山まで、約14kmの奥入瀬川の渓流。
 国指定の特別名勝及び天然記念物。多くの滝が点在し、景勝地の宝庫である。


奥入瀬漂布街道。深い森の中を走る(明るいのはカメラの補正)


奥入瀬漂布街道。側には渓流が流れている(ぶれてるのは暗いから)

写真はカメラの自動補正で明るいが、実際は薄暗く深い森の中。
少し霧がかかってて、路面が濡れてるのも含めて暗い印象。
(暗いのでぶれた写真になってる)

その風景はとにかく神秘的、異世界に迷い込んだような印象を受ける。
数ある百名道の中でも、ここは今の所ナンバーワンと言える。

それだけ印象に残った道路。また走りたい。

R102とR103との交差点近くにある奥入瀬ガーデンで昼食。
2時過ぎでガラガラ。3時までランチやってて良かった。


十和田バラ焼き+野菜ビュッフェ。野菜食いまくりだ!

野菜は茄子が美味かった。
バラ焼きは豚とタマネギを焼肉のタレで焼いた感じで、もちろん美味い。

昼食後、R103 十和田ゴールドラインへ。

標高を上げると、霧が深くなってきた。
青森で有名な蔦温泉へ。

平日なのに、大型バスが2台も止まってる盛況ぶり。
温泉の近くに散策路があり、風呂&散策って感じみたい。


蔦温泉のしくみ。湯が下から沸いてくるのは、ちょっと初体験

青森ヒバ(檜)の大きな浴槽に、ちょうど空いてて俺以外1人だけだった。
床下からお湯が沸くアイデアは良いけど、泉質はめちゃ良い!って感じでは無かった。


十和田ゴールドライン。奥入瀬と雰囲気は似てる。霧が濃かった

霧が出てるので、八甲田山のロープウェイは諦め。
酸ヶ湯温泉に寄る。


酸ヶ湯温泉。混浴だけど男しか居ませんでした。だよね〜

泉質は硫黄が香る白濁湯で、良い感じだった。
蔦よりも、こっちの方が好み。


東北の萌土産。売れてるのかな? 友人は何種類か持ってるらしいが・・・

温泉からちょっと走って城ヶ倉大橋。


城ヶ倉大橋。なかなかの絶景

R103を青森に向けて走る。


十和田ゴールドライン。酸ヶ湯温泉を過ぎたら霧が晴れた

十和田ゴールドラインは、最初は奥入瀬の雰囲気で、後半は広域農道な感じ。
峠付近では霧が深くて大変だった。(霧降高原ほどじゃないが)

時間が遅くて迷ったけど、せっかくなので ねぶたの里へ。


ねぶたの里。ねぶた(張りぼての山車)が多数展示。圧巻

青森駅前にも似たような施設があったので、そっちでも良さそう。


ねぶた内部。針金の精巧な細工。光の設置など、手間がかかってそうな感じ

18時頃に宿到着。
今日は降られなかった事もあって、かなり楽しめた。

明日以降の降水確率は変わらないが、今日を楽しめたのは大きかった。
残りが雨でも構わないと考え、予定通りツーリングを強行することに決めた。

急いで明日の宿を確保。
平日&素泊まりなので、確保は容易だ。

昼食が遅い&ビュッフェだったので腹が減って無く、駅前を散策。


南部せんべい、手焼きセット。南部鉄器で作ってあるのが良い感じ

夕飯は、味の札幌 大西へ。


味噌カレー牛乳ラーメン。青森の隠れB級グルメ

普通に食えるが、なんだろう。もう少しパンチが欲しいと思った。
麺は札幌系の黄色いヤツで、美味しかった。

夕食後、雨がパラパラ降ってきた。
コンビニでおやつを買って、急いでホテルに撤収。

○ 今日の宿「ホテルニュームラコシ」素泊まり:3500円

良くある格安ビジネスホテル。古い建物に狭い部屋。
WI-FIが無いのが辛いが、互換SIMでも都市部だと安定して速度が出る。

走行距離 354km

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7月25日。曇り、時々雨

今日の予定は、下北半島の一周だ。むつ、恐山、大間崎を経由して脇野沢へ。

7時過ぎに起床。

雨雲情報を見ると、夏泊半島近くに雨雲がある。
通過を待つため、青森で少し時間稼ぎをすることに。

朝食を求めて、青森市内をぶらぶら。

古川市場 青森魚菜センターに、のっけ丼というのぼりが。
釧路にある和商市場の勝手丼と同じノリっぽい。

けど、そば粉100パーセントというのぼりを発見。
製麺所兼、蕎麦を食える所みたいだ。


津軽大谷そば かけそば+かき揚げ 450円

コシが無い感じ、乾麺なのかな?イマイチな印象。
量が少なかった事もあり、のっけ丼にも挑戦する事に。


のっけ丼。これで1510円。安くて美味い

和商市場の勝手丼は、各店舗毎に色んな魚を扱っているが
ここは色んな専門店が集まってる感じで、期待が持てる。

まずは、ご飯を100円で購入(大盛りは200円)

最初に、見回ってめちゃ美味そうだったホタテ屋で2切れ(200円)
貝ひもをサービスで入れてくれた。これって、生でも食うのね。

次はマグロ屋に行き、本鮪の中トロ2切と中落ち(600円)
色物系?の店で、子持ちヤリイカ、イクラ、カニ(500円)

最後に10円の大葉1枚と、味噌汁を100円で購入して完成。

予想通り、ホタテは甘くて美味しい。
マグロは普通だったが、和商市場よりも良かった印象。

10時にホテルをチェックアウト。
雨雲レーダーを見ると、雨が北に逃げたっぽいので出発。

R4を走って、夏泊半島へ。


夏泊半島。路面は濡れているが、雨はかろうじて止んでる


海岸沿いの道を走る。左にあるのは、歩いても渡れる大島

R279に乗り替えて北上、途中で雨がパラついてきた。
道の駅よこはまへ逃げ込む。


菜の花の町、青森県 横浜町。横浜市の土産に見えなくも無い

雨雲がむつの近くに居るので、ここで時間調整の昼食。


ほたて塩ラーメン 800円。ほたてが美味い!


菜の花ソフトクリームと、菜の花ドーナツ。色は綺麗だけど、味は普通

ここで、土産として 干しホタテ、燻りホタテ、にんにく醤油漬けを購入。

何だかんだで、道の駅に2時間も滞在してた。
雨は小雨だが降ってるので、雨具フル装備で出発。

むつ市を抜けて、県道4に向かう。


恐山に向かう県道4。道端に地蔵がいくつも置いてある

霧&雨の中をずっと走ってたが、恐山は雨も霧も無し。
カルデラ湖で、そこだけ標高が低いみたい。

※恐山(おそれざん)。高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊場の一つ。
 カルデラ湖である宇曽利湖を中心とした外輪山の総称。


恐山のカルデラ湖(iPhone5によるパノラマ撮影)

霊場として有名だが、大涌谷等の噴煙地の大きい版って感じ。
カルデラ湖に硫黄が流れ込み、不思議な風景になってる。

駐車場近くの売店では、線香の他に供養に使う風車や御札を販売してた。

ドコモの携帯が使えるという張り紙があったけど、互換SIMは圏外でした。
田舎に来ると、互換SIMが使えない所が多々ある。


入ってすぐの門。沢山の風車が供えられてる

門をくぐると、左右に風呂があった。
恐山には温泉があり、入山者は入浴できるとのこと。

男湯が2つ、女湯が1つ。
中を覗くと硫黄泉ぽい感じ。


火山岩の丘。なんとか地獄とか、色々と名前が付けられてる


極楽浜。確かに、真っ白な砂浜は異世界を感じる風景ではある

全て見終わった後、駐輪所にタオルを取りに行く。
入口の人にオススメ風呂を聞くと、混浴の花染め湯ってのがあるらしい。


花染め湯。床が乾いてるのは、しばらく誰も入ってないから!

源泉が奥から入り、手前側に流れる作り。
かけ湯をして手前から入ってみるが、めちゃ熱い!

まずは、気合いを入れて10秒ほど入る。
その後で、奥に移動して新鮮な湯に30秒ほど浸かった。

少し休憩して、かけ湯をして終了。
うーん、人がある程度居ないと熱すぎて入れない。

けど、恐山に行く機会があるなら入浴は超オススメ。

イタコが居るのかと思ったけど、特にそんなパフォーマンスは無かった。
祭事の時だけなのかな。

県道4を下って北上、標高が下がるにつれて霧が晴れた。
そして、海岸線 R279に出ると路面が乾いてる!

朝からずっと濡れた路面だったので、めちゃ嬉しいぞ。


津軽海峡を見ながら。波が高い

16時半頃、大間崎に到着。

※大間崎(おおまざき)。本州最北端の岬。
 潮流が速く良好な漁場で、マグロの一本釣りの名所。


大間崎。鮪屋が何店舗かあったけどスルー(夕飯が近いし)


マグロ漁船のプラモ。しかも、アオシマ製!すげぇ〜

ここから宿の脇野沢まで2時間はかかるので、遅くなることを宿に連絡。
そしたら、あれ?来週の火曜日では?とか言われて焦る。

また、翌日の宿の予約をしようと電話するも、本命の宿は満室とのこと。
しょうが無いので、次点で手を打つ。ギリギリだし、仕方ないか。

大間崎から、R338 海峡ラインで南下。


海峡ライン。海岸沿いを走る。岸壁が凄い


仏ヶ浦。遠くに見える、巨大な岸壁。ちょっと木が邪魔


猿が居た。10匹ほど路上で座ってた。のどかな感じ

海峡ラインの後半は、山間のワインディング。
だけど、仏ヶ浦を過ぎたあたりから霧が濃くなってペースダウン。

雨は無かったけど、2時間ほどかかって脇野沢に到着。

宿に到着したのは19時前、すぐに風呂に入る。

向かいに居酒屋があったので、夕飯はそこかな?と思ってたら
夕飯が用意されてたり(笑)

話を聞くと、昨日の夕方にした予約の電話を忘れてたみたい。

そして、今日来る予定だったけど別の日に変更した人が居て、
夕方の電話では、その人と勘違いしてたとのこと。

まぁ、こっちとしては2食付きでも問題無いのでプラン変更。


宿の夕飯。豪華な家庭料理風?で、それぞれ美味かった

○ 今日の宿「民宿まるぜん」2食付き:5800円

安い割に部屋は綺麗で、飯も美味しかった。風呂は個人用サイズ。
色々と手違いがあった事もあり、少し割引してくれた。

走行距離 265km

翌日へ


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